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店構え
上野にある古城に行ってきました。
ここは「高級純喫茶古城」というくらいですから、いろいろ期待大です。
店構えは店舗が地下にあるので、そこまで凝っているという感じではありません。
ネオンが光る夜になるとガラッと雰囲気変わりそうですけれど。今回はモーニング狙いの朝に行ったので、再訪する時は夜を狙いたいです。
しかし、この写真でも少し見えていますが、地下へ降りる階段からすでに「高級純喫茶」の「高級」の部分が見えていますね。
ジャーン!
豪華なシャンデリアに石張りの壁、そして正面には騎士のステンドグラスです。ステンドグラスの額縁も見逃してはいけません。豪華な木彫で飾られていますが、周りが豪華すぎて霞んでしまっています。
そして、階段を降りるとその正面にもステンドグラスです。こちらはワシントンナショナルギャラリー所蔵のブーシェ作「マダムベルジュレ」をステンドグラスにしたものです。
もう昭和レトロとかレトロ喫茶とかアンティークとかの次元を超えた高級純喫茶です。▼
いろいろ凄すぎて動画を作ってしまいました。もっとよく見てみたいという方は是非動画を参照ください。
店内
床のモザイク
店に入ってすぐ、足元のモザイクの素晴らしさに目を奪われます。
モザイクと言ってもこれは普通のモザイクではなく、色とりどりのテラゾーに真鍮で見切りをつけて文字や絵柄を描いています。なんと素晴らしい技術!こんな床の仕様なかなかありません。今
はこのような仕事ができる職人さんもほとんどいないとママが言っていました。そうでしょう。
創業は1963年で現在店を切り盛りしているママの父上がヨーロッパに憧れてこの豪華絢爛なお店を作ったそうです。
ツタンカーメン
で、憧れたのはヨーロッパだけではないようです。
入り口から入ってすぐの部屋にはなぜかツタンカーメンが鎮座しております。
エジプトのツタンカーメンとちょっとリゾートチックな藤の椅子のミスマッチが逆に古城らしさを盛り上げてくれます。▼
壁モザイク
こちらは壁一面が大理石による木々を表現したモザイクが施されています。そ
の壁面にもシャンデリアをお揃いの照明が付いています。席にたどり着くまでの通路の床もモザイクです。▼
ステンドグラス
奥の壁にはこれまた巨大なステンドグラスです。
エルミタージュ美術館の階段を描いたステンドグラスで、広い店内に更に奥行きを出しています。▼
ステンドグラスに使用しているガラスもただの色ガラスだけではありません。
マーブル模様のガラスを多用しています。ステンドグラスのガラスも油絵具のように色によって価格が違います。彩度が高くて綺麗な色ガラスほど高価なのです。▼
石のパーテーション
店内は大胆な石のパーテションによって二つのエリアに区切られています。
この石のパーテンションにも各々彫り込みがあってさながらうっすーいイサム・ノグチ作品が陳列されているようです。
奥の壁も大胆な石張りになっています。もちろん頭上にはシャンデリアが輝きます。
二つのエリアの中央にはモザイクの通路があって座席のある床はフローリングで一段上がっています。所々に店名が描かれています。▼
こちらがもう一つのエリアをエルミタージュ美術館のステンドグラス側からみた風景です。▼
艶々と光モザイクの床。時を経て尚美しいのが本物である証拠ですね。▼
純喫茶にもいろいろありますが、高級純喫茶を自ら名乗るだけあって古城の内装は本当に凄い!
メニューなどは「上野 高級純喫茶 古城その2」に続きます。
高級純喫茶 古城
台東区東上野3丁目39−10 光和ビル B1F MAP