立地と歴史
長野駅から徒歩3分ほどのとってもアクセスの良い場所にあるレトロ感溢れる素敵な純喫茶です。
三本コーヒーショップという名前の喫茶店は全国に何店舗かありますが、フランチャイズなので、特に相互に関係があるわけではなく、共通点は1957年横浜で創業した三本珈琲株式会社(M M.C)のコーヒーを提供しているということです。
長野の三本コーヒーショップの創業は諸説あり、コーヒー豆を提供している三本珈琲株式会社の創業である1957年と混同されたり、千葉や横浜にある同名の喫茶店の創業と混乱しているようなので本当の創業は不明ですが、おそらく1970年代かと思います。
1970年代は三本珈琲のフランチャイズのお店の創業が多かった時期と重なります。
店構え
手入れされた蔦が絡まり、一部貼られたレンガとウッディな山小屋風の店構え。
生き生きしたアイビーが繁る花壇の上には年季の入ったサンプルケース、その上にある店名のフォントが昭和レトロでとてもいい雰囲気を醸し出しています。
店構えからして、もう間違いない!と確信しました。
店内
店に入るとこれまた期待を裏切らない昭和レトロな空気が漂っています。
グリーン系のビロードが滑らかな椅子、ランプ型の照明、ヤニでアイボリーに変色したおそらく白かったであろう壁、店内の全てが昭和のまま時が止まったようです。
しかし、地元の高齢者の憩いの場となりがちな地方の純喫茶ですが、ここは全く違います。
駅前という立地のせいか老若男女がひっきりなしに訪れ、空気は昭和のままで止まっていますが、活気のあるレトロ喫茶です。
それから喫煙OKなので幅広い年齢の愛煙家の方々が多かったです。
昭和のまま時が止まったかのような店内。トイレも昭和のままで今時珍しい和式でした。▼
入り口脇の半個室風な席▼
メニュー
三本コーヒーショップのロゴのフォントがレトロすぎて可愛いメニューです。▼
豊富なメニューも人気の秘密ですね。
ブレンドコーヒーだけでもこの種類の多さです!▼
アイスアレンジコーヒーもこんなに種類があって、これは迷うなぁ。
右下のアイスコーヒースペシャルにブランエノワール(琥珀の女王)の文字が!
ここで初めて知ったのですが、琥珀の女王ってブランエノワールって言うんですね。フランス語かな。
地元広尾のアンセーニュダングル、原宿のアンセーニュダングル、に行くと必ずオーダーするあの琥珀の女王です。▼
デザートメニューも魅力的なものばかりですね▼
オーダー
琥珀の女王を見つけたら、それはオーダーせずにはいられません。
というわけで、ブレンドコーヒーとショートケーキ、琥珀の女王とチョコレートケーキをオーダーしました。▼
やっぱり気品溢れる佇まいの「琥珀の女王」です。
アンセーニュダングルの琥珀の女王よりも生クリームの主張が強めな印象です。▼
ポイント
ティータイムの訪問だったのでケーキセットをいただきましたが、食事も美味しそうです。▼
駅前にあるので近隣に勤めるオフィスの方々のランチ利用も多いのでしょう。
サービスメニューの時間帯が長いのも嬉しい。
食べてないのでポイントとするのもどうかと思いましたが、種類の豊富さで食事メニューを食べてみたいぞ!というのがポイントです。
三本コーヒーショップ
長野県長野市末広町1358−2 MAP