神保町 アルゼンチンタンゴのかかる喫茶店 ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

神保町の超有名老舗喫茶店ラドリオと仲良く並んでいる1953年創業の昭和レトロな老舗喫茶店です。お店では常にアルゼンチンタンゴの曲がかかっている音楽喫茶でもあります。お店の看板に書いてある通り、喫茶店だけでなく膨大なタンゴコレクションを聴きながら世界のビールが飲むことができるバーでもあります。

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

立地と歴史

神保町のA7出口を出て、知らない人はいない超有名な昭和レトロな老舗さぼうるとさぼうる2のある小道を抜けて、日本で初めてウィンナコーヒーを提供したことで有名なラドリオが見えてきたら、その向かい側にあるのが、ミロンガ・ヌオーバです。
ミロンガとラドリオがこんなに近い位置に仲良く並んでいるのは、姉妹店だからです。
 
神保町のA7出口から向かうと手前にラドリオ、奥にミロンガが並んでいます。▼ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva
 
創業はラドリオが1949年。その4年後にミロンガが誕生しました。その2つの喫茶店がオープンする前に、とある出版社が始めた昼間からお酒が飲める「ランボオ」というお店がありました。その店には三島由紀夫や遠藤周作といった名だたる文豪たちが通ったといいます。
この「ランボオ」が「ミロンガ」の前身です。「ランボオ」が「ミロンガ」となって誕生する時、ラドリオがシャンソン喫茶だったので、ミロンガは当時流行っていたアルゼンチンタンゴを流す喫茶店になりました。
アルゼンチンタンゴを流す喫茶店というコンセプトは現在も引き継がれています。
窓枠沿いの店には世界のビール瓶が並びます。その奥の窓越しに見えるたなにびっちり並んでいるのはタンゴのレコードコレクションです。▼
ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva
その後、お店の一部改装やメニューの改定などが行われた1995年に、スペイン語で新しいを意味するヌオーバが店名に付け加えられ「ミロンガ・ヌオーバ」とアップデートされました。
その頃から現在の炭火焙煎コーヒーと世界のビールを提供するようになりました。

店構え

年季の入ったレンガのファサードは、見ただけで老舗の風格です。世界のビールが窓に並んでいるのが見えますね。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

店内

年季の入ったフローリング、奥の部屋は塗り壁と木。その壁にはタンゴのレコードジャケットが額装されて飾ってあります。

一本脚の木のテーブルも分厚いテーブルトップがいい感じ。椅子は座面が赤いファブリックで、コンパクトで可愛いです。

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

これらテーブルと椅子は1995年の改装時のものです。改装といってももう25年以上前ですから、すでにアンティークの域に入っていますね。

手前の部屋は木の壁と一部が石壁になっています。全体に照度が低めで重厚な雰囲気です。終始店内にはアルゼンチンタンゴがかかっていて大人な雰囲気です。

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva



メニュー

こちらは外看板に出ていたメニュー表です。牛すじカレーはすでに完売でした。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

コーヒーメニューです。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

ケーキはドリンクと一緒にオーダーします。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

スペシャルメニューとフードメニュー。店名を冠したミロンガピザとかジャンバラヤってすごく魅力的です。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

ここからはアルコールメニューです。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

おつまみメニューです。ビールメニューは多すぎて割愛させていただきます。世界のビールが飲みたい方、ごめんなさい。私はお酒が呑めないため、喫茶メニューを中心にアップしますね。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

期間限定メニューです。この「期間限定」って言葉に弱いのです。そして、この爽やかなメニューに猛烈に惹かれていまいました。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

オーダー

期間限定の誘惑に負けてレモンスカッシュをオーダーしてしまいました。みてください。この爽やかな色!漬け込まれたレモンも食べられます。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

混ぜてみました。全体にブルーキュラソーが行き渡り、これまたさわやかな色味でとっても素敵です。

スパイスとして入っているピンクペッパーのポイントも効いています。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

コースターもミロンガオリジナルです。よく見ると、コーヒーカップと缶ビールがレコード盤のようにデザインされています。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva


ポイント

店内は入り口から右側の空間とレジを挟んで左側の2つのスペースに分かれています。以前はこの2つのスペースで分煙されていたようですが、今回訪問したところ禁煙になっていたようで、タバコの臭いは全くしなかったです。

店内にはアルゼンチンタンゴのレコードがびっしり置かれ、アルゼンチンタンゴ好きのお客さんから寄贈されたというヴァンドネオンが飾ってあります。

店内に飾られているものは、どれもこれもアルゼンチンタンゴに関するものが多く、多くはお客さんからの寄贈だそうです。

私が注目したのは、二つのアートです。一つはミロンガのファサードを丁寧に素描した作品です。どなたが描かれたのか落款はありましたが、判読できませんでした。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

もう一つは、壁にマッチしている木彫作品です。この作品にはちゃんとキャプションがついていて、彫刻家の昆野恒の作品であることがわかります。昆野作品は、ラドリオにも飾ってあるので、どちらのお店にも通った方だったのでしょう。

1985年に亡くなっていますので、存命中にこの作品を寄贈?したとしたら、30年以上はこの店の歴史を見守っていることになりますね。▼

ミロンガ・ヌオーバ/ Milonga Nueva

ミロンガでレモンスカッシュをいただいて店を出たら、お隣のラドリオには行列ができていました。平日なのにすごい人気です。ラドリオに入れなくてミロンガに流れてきている人もいましたので、もう少ししたらきっとミロンガも満席になるでしょう。

神保町には往年の名店がたくさんありますから、魅力的な空間で、美味しいコーヒーを飲みにたくさんの人が集まってくるのですね。

基本情報

店名 ミロンガ・ヌオーバ
住所 千代田区神田神保町1丁目3 MAP
最寄駅 神保町駅徒歩約5分
定休日 水曜
営業時間 11:30 – 22:30 (休日〜19:00)
禁煙・喫煙 全席禁煙

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。

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