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レストラン The Grill
京都にあるモダニズム建築の代表的な国立京都国際会館内にあるレストランThe Grillは、その外観同様にモダニズム建築を内部から堪能できるラブレトロなレストランです。
食事だけでなく喫茶利用も可能なので、宝ヶ池公園散歩の後のティータイムにもいいかもしれません。
立地と歴史
場所は地下鉄烏丸線の国際会館駅から歩いて5分ほどの場所にあります。JR京都駅からは地下鉄烏丸線に乗車して20分ほど、乗り換えなしで来られるようになっています。
国立京都国際会館は京都を代表するモダニズム建築で、大谷幸夫の設計により1966(昭和41年)に竣工しました。
機能としては、日本で最初の国立の会議施設です。1997年気候変動枠組条約に関する議定書が通称”京都議定書”と言われるのはこの場所で採択されたからです。
開館から56年の間に約20000件に及ぶ会議やイベントなどがこの場所で開催されてきました。いわば歴史と伝統の塊みたいな場所です。
国立京都国際会館(ICC KYOTO)の建築については姉妹サイト建築とアートを巡るの記事を参照ください。
店構え
大きな会議施設の中に入っているレストランなので、レストラン独自の店構えはありません。
しかし、この施設は、建築好きはもちろん、レトロ好きにも垂涎ものです。
そして、それだけでなくウルトラマン好きにもグッとくる場所です。
何を隠そうここはウルトラセブンの第14話と15話「ウルトラ警備隊西へ」でキングジョーに襲われた六甲防衛センターのロケ地なんです。
見覚えのある方いますでしょうか。
店内
外観だけでなく店内もちゃんとレトロ空間が広がっています。
椅子やテーブルなどは竣工時のものではない可能性がありますが、天井と照明は絶対に当時からのデザインだと思います。▲
蛇腹状の天井の起伏の合間合間に美しい照明がおさまっています。
なんとも言えない昭和感が漂っていながらも、とってもゴージャスで優雅なデザインですね。
照明器具から出る影や光が美しい。ここにきたら絶対に天井を見上げて、この美しい姿を愛でてください。
凝っているのは天井だけではありません。
側面の窓に見立てた障子のような不思議なルーバーは、なんと上から段々と太くなるというグラデーションになっています。
その幅にあわせて中央のダイヤ柄のサイズもちゃんと段々大きくなっていくのです。
オーダー
食事を済ませていたので、喫茶利用をしてきました。
すっきりさっぱり味のリンゴジュースをいただきました。
スワン模様のコースターがかわいい。
ポイント
とにかく、この会議施設自体がすごいので、ポイントはなんと言ってもその建築です。
通常はイベントやイベントホール入場者、関係者以外は中に入ることが出来ませんが、The Grillの利用は一般人も可能です。
また、ICC KYOTOにはロッジがあって宿泊することもできますよ!
基本情報
店名 | The Grill |
住所 | 京都市左京区岩倉大鷺町422 MAP |
最寄駅 | 地下鉄烏丸線国際会館駅出入口4-2徒歩約5分 |
定休日 | 不定休 HPの営業カレンダー参照 |
営業時間 | 10:00 – 17:00 食事は15:00まで |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。