軽井沢にある離山房は、あのジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻と幼き頃のショーンが度々訪れた喫茶店として有名な店です。ホットケーキやブルーベリージュースなどジョン&ヨーコ縁のメニューも健在です。
立地と歴史
離山房の創業は1977年(昭和52年)です。
お店の名前「離山房/りざんぼう」は、軽井沢のほぼ中央に位置する離山(はなれやま)の山容になぞらえ、小さくとも心意気を示そう、という意味を込め創業者と親交のあった作家の水上勉氏が命名したのだそうです。
実は、現在の離山房のオーナーは2代目で、創業者だった先代のオーナーは2013年に現オーナーにお店を譲り引退しています。ですから、ジョンやヨーコが離山房に何度も訪れたのは先代オーナーの時代の話です。
ジョンとヨーコが初めて離山房に訪れたのは、開店の年1977年の夏、それから3年間軽井沢に来るたびに、サンダル履きに自転車というラフなスタイルで足繁く通ったそうです。

軽井沢町が認定した歴史的に価値ある建造物を継承・保存する軽井沢ブルー・プラークの銘板
店構え
森の中の山小屋のような喫茶店です。
軽井沢の繁忙期である夏場は木が生い茂りその姿をはっきりと見ることはできないくらいです。
店舗前の木に付けられた木製の看板が目印です。▲
夏場の写真では分かりにくいので、葉が落ちている頃に訪問した時の様子です。▲
冬場の12月から3月は休業していますので、こんなに寒そうに見えて実はこれ4月末に訪問した時のものです。
やっぱり軽井沢の冬は長いですね。
店内
店内撮影禁止(手元のメニューのみOK)のためテラス席の様子です。
木製のテーブルと椅子、森の中の喫茶店ならではのシチュエーションです。夏場はこのテラス席がおすすめです。▲
ジョンとヨーコがショーンを連れて離山房に来ると、店内では他のお客さんの目が気になる為、この東屋で家族水いらずの時を過ごしたそうです。▲
今でも当時のままの姿をとどめています。
その東屋の近くにまだ幼かったショーンの背を測ったとされる木があります。▲
その頃、お客さんにジョンとヨーコへのサインや撮影を求めることを禁止していたため、先代のオーナーですら写真を撮ることはなかったそうです。
ジョンとヨーコが離山房にくるようになって3年目の1979年にオーナーのご主人が撮った写真が飾ってありました。
オーナーのご主人は元新聞社のカメラマンだったので、ジョンやショーンが軽井沢の夏休みを楽しんでいる様子が伝わってくる写真です。
メニュー
先代のオーナー時代の離山房のメニューには喫茶店らしいカレーがあったのですが、現オーナーになってからカレーの提供はなくなりました。
もう食べられなくなってしまったメニューもありますが、引き継がれているメニューもあります。
喫茶店ですから、コーヒーや紅茶などのドリンクメニューはもちろん当時のままです。
オーダー
オーダーしたのは、ホットコーヒーと先代オーナー時代からあるホットケーキです。
なみなみと注がれたホットコーヒー▲
こちらが先代時代から引き継がれているホットケーキです。▲パンケーキじゃなくてホットケーキ。
先代の頃はいかにも手作りといったもっと素朴な感じでしたが、現在は綺麗にまとまっています。(見ための話です)
こちらはブルーベリージャムの乗ったアイスクリームです。▲
離山房にはブルーベリージュースという離山房オリジナルドリンクがあって、これもジョンとヨーコが、あるいはショーンが、オーダーしたとされているメニューです。
ブルーベリードリンクも現オーナーの離山房に引き継がれてるのでオーダー可能です。
ポイント
軽井沢にはジョンとヨーコが度々訪れていたので、いわゆるジョンレノン系喫茶、あるいは、ゆかりのホテルやお店がたくさんあります。
軽井沢ジョン&ヨーコ聖地巡りもありですね。
銀座のジョン・レノンゆかりの喫茶店▼
ジョン&ヨーコの入店を満席のため断ってしまった喫茶店▼
基本情報
店名 | 離山房 |
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉820−969 MAP |
最寄駅 | 中軽井沢駅徒歩約22分 |
定休日 | 水・木(詳細HPで要確認) 12月-3月休業 |
営業時間 | 9:30 – 17:30 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。