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上田 店舗は築100年の古民家!大正ロマンな温泉街の喫茶店「茶房まるげん」

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信州の上田駅から上田電鉄の別所線という単線のローカル電車でトコトコ30分。信州の鎌倉とも称されるエリアには長い歴史を持つ別所温泉があります。

かつては大勢の観光客が訪れただろう有名な温泉地です。

その別所温泉の築100年の古民家を利用した喫茶店「茶房 まるげん」を紹介します。

▲100年前といえば大正の末期。別所温泉にはすでに電車もタクシーも走り、著名な文豪たちも訪れるような観光地でしたから、大正モダンの風もこんな山奥まで吹いていたのだと思います

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立地と歴史

実は「茶房まるげん」自体の開業は2011年。10年ちょっとの歴史しかありません。でも建物が築100年で内装も大正ロマンを感じさせるものなのでレトロ認定! ということで紹介します。

たぶんこのような古民家を利用した喫茶店などの飲食、戦前やそれ以前から連綿と営業を続ける飲食店というのは日本のどの温泉地にもあると思います。

この別所の茶房まるげんもそうした飲食店の一つでどこか特筆するところがあるかと言えば実はなかったりします。でもそんな多くの温泉地喫茶の代表として登場してもらいます

▲安楽寺や常楽寺と並ぶ別所温泉の名所が「北向観音堂」。南側を向いて建つ長野市の善光寺と向き合うように建っている観音堂なのでそう呼ばれているそうです。しかも、善光寺と北向観音も併せて参拝すればご利益は倍増以上なのだそうで、こうした相互送客する提携ビジネスは江戸時代から続いているんですね。

そして茶房まるげんは別所線の終点である別所温泉駅から北向観音堂へ続く長い坂道の途中というロケーションです。今は北向観音堂はもちろん別所温泉へは車で訪問する人の方が多いでしょうが、電車でアクセスした場合は坂道を上ってこれから北向観音、温泉街という一息つくには絶好の場所です。

新海誠の「サマーウォーズ」に登場したり、鉄道キャラクターも人気な別所線に乗車して終点まで行ったら、こうした大正レトロな喫茶店を利用するのも楽しいかもしれません

茶房まるげんの店内

築100年という茶房まるげんの店内を見てみます。

喫茶店としての開業は2011年だそうですから、たぶんその時にたいぶリフォームしているのだとは思います。

▲客席は丸いテーブルと木製の椅子。

この丸いテーブルですが、たぶん ”臼” です。あの、年末にお餅をつく臼だと思います。それか穀物を挽くための臼かもしれません

▲壁などは新しく塗り直されているみたいですが床や天井はおそらく昔のままです。

また田舎の民家というとどうしても農家をイメージしてしまいますが、ここはそういう造りではありません。大正時代の温泉地のモダンな商家という趣です

▲客席の奥に鎮座しているのは暖炉です。

長野県といっても別所温泉は豪雪地帯でもなく、むしろ積雪は少ない地域。でも標高があるので冬はさすがに寒いのでしょうね。寒い時期には本格的に活躍していそうな暖炉です。

▲出入り口から店内に入ったところ。

右の暖簾の奥が調理場。

左側の奥には戦前のものらしい箪笥。そして足踏み式オルガンが置かれています。

オルガンは近くの廃校になった小学校のものじゃないでしょうか。

そしてひときわ目立つ「仁丹」の看板。かつては仁丹の代理店だったみたいです。

また、その隣の柱にかかる古時計。これも現役で動いています。

▲片隅ではお菓子などの物販、それと地域紹介みたいな旅行誌や地域ミニコミ紙などが置かれています。

茶房まるげんのメニュー

メニューはシンプルです。

ソフトドリンクとあとはぜんざい、あんみつ、それにケーキといった甘味系。

▲別所温泉に着いてチェックイン前にデザートを食べたり、温泉宿をチェックアウトして別所温泉駅へ向かう途中で最後の思い出作りに立ち寄ったりそんなシーンが目に浮かびます

オーダー

本当はコーヒーをオーダーしたいところですが訪問した日はいわゆる酷暑日。

別所温泉がある上田市は盆地のため気温が上がりやすく、上田が日本一暑いという日も珍しくありません。ただ別所温泉は標高が高いので上田市内よりは過ごしやすいですが。
(ラグビーで有名な菅平高原も上田市なので冬になると上田が日本一寒いという日もまた珍しくありません)

▲ということでこの日はレモンスカッシュをオーダー。

レモンスカッシュが400円、コーヒーでも350円。コーヒーとケーキのセットが600円。

次に訪れる機会があったらきちんとコーヒーをオーダーしてみます。

▲長野といえばリンゴの産地。

ということでリンゴジュースです。350円。

地元産なので価格も安価、そしてとっても濃厚なリンゴジュースでした

ポイント

日本の温泉街にはどこにもこういう昔風な喫茶店がありますよね。まさにそんな温泉街の喫茶店が「茶房まるげん」です。

こういうお店は築100年という建物と同時に温泉街の雰囲気込みで楽しむのでしょう。

営業時間が17時までなので、旅館で夕食を食べてから夜の温泉街を散策みたいなシチュエーションでは利用できませんが、日帰りでの別所温泉散策や旅館のチェックイン前後での利用にどうでしょう。

ここからは北向観音堂も国宝の八角三重塔で有名な安楽寺なども徒歩数分ですから名刹巡りの休憩場所にも向いています

基本情報

店名 茶房まるげん
住所 長野県上田市別所温泉1718 MAP
最寄駅 上田電鉄別所温泉駅 徒歩約8分
定休日 不定
営業時間 10:00 – 17:00 
禁煙・喫煙 全席禁煙

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。

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