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1979年創業のヴォルール・ド・フルール/花泥棒は、ラフォーレ原宿のすぐ裏の原宿モーツァルト通り沿いにある喫茶店です。フランス語で書くと ”Voleur de Fleur”。日本語の意味は ”花泥棒” なので、通称「花泥棒」として親しまれてきた喫茶店です。原宿に1店舗、下北沢に3店舗、合計4店舗のお店があります。今回は原宿店のご紹介です。
店構え
モーツァルト通り沿いの古いビルの1階に木製の看板がぶら下がっているのでこれが目印です。路面から一段下がり、少しセットバックしたところにお店の入口があります。こんな素敵な場所で「コーヒーをどうぞ」と言われたら入らざるを得ないですよね。
入り口にはなんと2匹の亀が!!▼
店内
残念ながら店内の写真撮影が禁止なので雰囲気を文字でしか伝えられません。ただし物撮りOKなのでコーヒー越しに見ていただきましょう。
入口から入って左側の壁には全面に巨大な壁画があります。その壁画の前にテーブル席が2つ。正面に厨房がありその前に8人分のカウンター席。中央にベンチシートと4人分の椅子席のある大テーブル、壁際にテーブル席が2つという構成。
いい雰囲気の喫茶店には必ずあるオレンジ色のランプシェードの照明が3つ。この照明の土台は全部陶器です。椅子は背もたれが籐のタイプ。ベンチシートは座面がベルベットで背もたれは木です。床はタイルとカーペットのはりわけ。トイレ前だけフローリングでした。
壁は漆喰、天井はカウンター上は折り上げ天井で、梁が効果的にしつらえてあり、両脇だけ木の貼り分け。
壁のニッチはレンガでエッチングがかけられています。
メニュー
メニューは黄色の肌触りの良い厚手の紙でできています。表紙に輝く1979年創業の文字。重みがありますね。▼
ホットコーヒー、アイスコーヒーの各種です。お酒のカクテルメニューのような感じですね。お値段も含めて。▼
珍しいのは花泥棒のコンセプトであるフランスの領地だったベトナムの珈琲があります。これはチャレンジするしかないですね。ベトナムコーヒーならロブスタがおすすめということでロブスタを。▼
食事のセットメニューです。▼
オーダー
オレグラッセがあったらオーダーせずにはいられません。ここのは氷が入っていてかき混ぜずに頂く表参道のCafé Les Jeux Au Grenier/カフェレジェグルニエのオレグラッセや、渋谷の茶亭羽當のオレグラッセとはちょっと違うタイプです。▼
ベトナム珈琲をオーダーしました。ガラスのカップですが、ホットコーヒーです。最初からカップに入っているのはコンデンスミルクです。▼
お湯を注ぎます。▼
最初はちょっと注いで蒸らしてから。▼
珈琲が落ちるのをしばし待ちます▼
だんだん落ちています。▼
はい。出来上がりです。コンデンスミルクは一気にかき混ぜずに、少しづつ溶かしながら自分で甘さを調整します。全部混ぜると結構甘いです。▼
ポイント
原宿のしかもラフォーレ原宿の裏なんて聞くと、ガヤガヤしてそう。とかティーンで溢れてそうとか連想しますが、モーツァルト通りはとっても静かです。原宿とは思えない落ち着いた喫茶店というのが何よりのポイントです。少々お値段設定がお高めなのもティーンには少し入りにくいのかもしれないですね。
花泥棒前のモーツァルト通りをラフォーレ原宿と逆方向に進むと庭に噴水がある”フォンテーヌ原宿” というビルがあり、そこから先は「フォンテーヌ通り」になります。フォンテーヌ通りの突き当りで階段を昇り降りした先が「ブラームスの小径」。ブラームスの小径を更に突き当たりまで行くと1980年創業の紅茶専門店「原宿クリスティー」があります。また、原宿駅の近くには花泥棒同様にフランスのカフェをイメージしたアンセーニュダングル原宿店があります。原宿の落ち着いた喫茶店巡りなんていうのもいいですね。
基本情報
店名 | ヴォルール ドゥ フルール/花泥棒 原宿店 |
住所 | 渋谷区神宮前1丁目10−23 MAP |
最寄駅 | JR原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅 |
定休日 | 火 |
営業時間 | 平日12:00-19:00 土日12:00-20:00 |
禁煙・喫煙 | 全席喫煙 |