小田原 インテリアが最高！大窓から降り注ぐ光が気持ちいい 駅前の喫茶 ケルン

喫茶ケルンは、小田原駅西口の駅前にある昔ながらのレトロな喫茶店です。照明や家具をはじめとする内装が最高の喫茶店でした。そして全面ガラス張りの大窓から差し込む太陽の光と、駅前を行き交う人々を眺めながら美味しいコーヒーをいただけます。

立地と歴史

小田原駅は、東口は小田原城があるのでお土産屋さんや飲食店が並びますが、西口は東口に比べると駅前にしては若干さびしい雰囲気です。

その西口の駅前にお店を構えるのが喫茶ケルンです。最高にいい立地で、大きな窓が特徴の喫茶店です。

創業がいつからなのか分かりませんでしたが、おそらく50年近くこの地で営業してるようです。キッチンは母と息子の親子？なのかなっていう2人。

私たちの入店より遅れて登場したのが、マスターで厨房の2人の夫であり父なのかな？

経営規模からして家族経営の可能性は高いです。

マスターはかなり脚が悪いようで、店内を歩くのもやっとという状態。それでも会計はマスターの担当のようで御会計はマスターが足をひきづりながらやってくれました。ちょっと心配ですね。

店構え

この店の特徴はとにかく窓を大きくとっていること。中からも外からもよく見えます。

そして、入口にはザ昭和なサンプル。これまたいい雰囲気です。

さらに、歓喜したのは、扉の手書きの「ケルン」の文字。最高のタイポグラフィですね。

どうせなら入り口の上のある看板（▲上の写真）もこの手書き文字を拡大したものを掲げた方が絶対にいい！

店内

店内はこれまた、大きな窓から燦々と降り注ぐ朝日が美しい。

開店直後、しかもマスターの出勤より早く入店したので、他のお客さんが誰もいない上にこの光！

早起きして小田原に来てよかった！

よく見るとテーブルの縁にまわったスチールや、ダウンライト、ペンダントライト、ブラケットライトなど、全部がすごく凝ってるんです。照明のデザイン、椅子とテーブルのデザイン、70年代のものでしょうか？

これは、昭和のラブレトロな喫茶店のインテリアです。すごく好みです。

店内のカラートーンも素敵です。椅子のビニーレザーとか、もしかしたら元々はもっと彩度が高いオレンジ色だったのかもしれないけれど、燦々と降り注ぐ太陽光によって長い時間をかけていい感じに色褪せて、壁の木と共に色調が揃ってきて最高の状態です。

そして、ダークな色の折り上げ天井。奥の天井はカウンター席へアールを描いています。いい！最高にいいなぁ。

是非是非、このまま変わらないでいてほしい。

ミラーの上に取り付けられた照明も絶妙。照明も家具も食器類も多分、長い間大事に使っているだと思います。古いけれどきれいでした。ぜひとも喫茶遺産に指定したい。

メニュー

朝イチに行ったのでモーニングがあったらいいなぁと思いましたが、モーニングメニューはありませんでした。

お昼時だったらナポリタン頼むんだけど、ちょっと朝からナポリタンは残念ながらムリなので諦めました。

モーニングメニューがなくても十分お安い価格設定です。▼

銀のトレーのナポリタン最高！▼

オーダー

モーニングがなかったので、カスタムでモーニングをオーダー。ホットコーヒーとバタートースト、そしてカフェ・オ・レです。

カフェ・オ・レのグラス、そして喫茶店折りされた紙ナプキンいいですね。▼

バタートーストは、想定以上のボリュームでした。パンの厚さがランダムなのもよかったです。

昭和なシルバーのトレーも朝日が降り注ぐ白いテーブルトップに映えるなぁ。▼

そして！伝票のケルンの文字もいいです。この文字を看板にしてもいいですね。そして、伝票には純喫茶の文字。▼

ポイント

入店して着席すると、特に聞かれることもなく、お冷と一緒に灰皿が置かれます。

今回は、貸切だったので喫煙者はいませんでしたが、嫌煙家の方は要注意です。

ケルンは、地名のケルンなのか、登山のケルンなのかどっちなのかなと思っていましたが、どうやら地名の方みたいです。ドイツぽさはどこにも感じられなかったのですが、ケルンの音の響きはお店にあってるかも。

とにかく窓が大きくて、インテリアが最高です。小田原駅に近いから小田原に行ったらまた行きたい。

多分お店の方々はこのお店の魅力に全く気づいていないと思うけれど、絶対に変わらないで欲しい。特にインテリアは。お願いします！

小田原には、象のロゴマークが可愛い 喫茶ジャンボ、

クラシカルな雰囲気でとっても居心地いい 珈琲館 豆の樹、

小田原城のすぐ近くコンパクトだけど明るく開放的なコーヒーショップかざみどり、

創業100年! 薄皮あんぱんが美味しい老舗 柳屋ベーカリーなどラブレトロなお店がたくさんあります。

基本情報

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。